jin-mtk’s diary

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ママの怖い体験 2

ママの母…つまり、もっちゃんのおばあちゃん。
この人は、自分には霊感がないと言っていましたが、ママからすると、とても霊感の強い人でした。

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この写真はママが赤ちゃんの頃の写真です。
赤ちゃんのママを抱いているのが、若かりし頃の、おばあちゃん。

ママの怖い話には、この霊感の強いおばあちゃんが欠かせません。

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この写真は、幼稚園の年少さん位かな。
小さい頃のママは、とてもヤンチャでした。

ママが子供の頃に住んでいた北海道のある地域には、戦時中に亡くなった外国人墓地がありました。

想像つくでしょう。
この当時のママの流行りはオママゴト。
何を使ったオママゴトだったかというと…

ご想像通り、外国人墓地のシャレコーベ…いわゆる頭蓋骨。
子供の小さく細い腕は墓石の隙間に容易に入り、古い墓石の隙間は広く、頭蓋骨を出し入れすることが出来たのです。
大きいのは「お父さん」、中くらいは「お母さん」、小さいのは「子供達」…

もちろんママ一人ではなく、複数人で遊ぶのだけどね。

ある日、いつもの様に外国人墓地で遊んで帰ると…
「何連れて帰って来たんだ」と母の一喝。
玄関で立ち止まるママに「そこにいろ、今オニギリ持って行くから」と怒鳴る母…

大皿に数十個のオニギリを乗せ運んできた母は、私を玄関に立たせたままお経を唱え始めたました。

しばらくして家に上がることを許されたママ。
何があったかを聞くと、逆に「どこで何をしてきたんだ」と。

実は、外国人墓地で遊ぶのは、子供達の間でもタブーの意識があり、内緒の遊びでした。
禁じられた遊び
この誘惑に年齢は関係ないみたい。

問いただされ、致し方なく打ち明けたママ。
「それだー!」と母の大声。

後々になり何があったかを落ち着いて聞くと…

ある日、私の後に金髪の男の子がついて家に入って来た。
母は、金髪の男の子が霊だと気付き驚きます。
しかし、金髪の男の子は「お腹が空いた」と泣きながら訴えるものですから母は可哀想になりオニギリを作りました。
オニギリを見た金髪の男の子は必死の形相でオニギリを頬張りますが満腹にならず、泣くばかり。
そこで母は念仏を唱えてあげました。この子の腹が満たされます様に…そう思いながら念仏を唱えたそうです。
すると、金髪の男の子はニッコリと笑って消えたというのです。

私の母は、除霊能力はありません。
ただ、母の母…つまり私の祖母の「人間も霊も出会えた事は一つの縁。大切に思ってあげれば守ってくれる。」とよく言っていた言葉を信じているだけと話してくれます。

世の中に不思議な事は沢山あります。

でも、ママは何故か怖いと感じない…
きっと小さい頃から、「縁」と教わって来たからかもしれませんね。

カーテンの隙間から見えた目も…
階段の踊場に座り込んでいた老婆も…
学生寮の押し入れにいた幼女も…
病室の窓一面に無数に見えた苦悶表情の顔も…

みんな「縁」かなぁ…
って、思えるかーい!

怖いわー!