jin-mtk’s diary

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もっちゃんがママのお腹にいた頃 (陣痛)

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妊娠初期から重症悪阻で入院していたママ。
症状が落ち着き退院して間もなく里帰り分娩のため北海道の実家へ。
筋肉も落ちてしまい、このままではお産で踏ん張れないよと言われ、妊婦体操や立位腹筋を習いました。
でも、グータラなママは体操も腹筋もサボってばかり。

無痛分娩を希望する人が多い中、ママは有痛分娩を希望していました。
「産んだぞ」という実感を得たかったのもありますが、母が私を産んでくれたように、私も産みたいと思って。

そして、夜中の12:00にふと目を覚まし思ったのです。
「そうだ、腹筋しなきゃ」
おもむろにベッドに立ち上がり腰を前後に動かしていた時…ブチッと鈍い感覚が股間に走ったと同時に破水。
あわてて病院へ。

昔は、お産の前には必ず浣腸の儀式があり、破水しているママも浣腸…当然、羊水はさらに流出。

これは波乱なお産になりそうと腹をくくったママ。

子宮口はまだ1㎝程度しか開いてないし初産だし、産まれるのは翌日の夕方かなぁなんて思いながらパパへ連絡。

パパは昼過ぎの飛行機で北海道に、到着は夕方過ぎかな。

一晩たっても子宮口が開かないママは、子宮口拡大バルーンを挿入することに。
バルーンが自然に抜け落ちると子宮口は7㎝に開いています。
朝挿入したバルーンは10:00頃には抜け落ちたのですが、そこから子宮口はピクリともせず。
子宮口が開いたことで羊水はさらに流出。
陣痛も微弱だったため陣痛促進剤を点滴。

羊水は子宮の収縮から胎児を守る役目があるのでなくなってしまうと収縮によって胎児の頭や胸(心臓)が圧迫されてしまうためとても危険。

昼過ぎからママのお腹には胎児の心拍モニターが装着されました。
看護師をしているママは、モニターを解読できるので、陣痛の度に胎児心拍が落ちるのを見て不安で一杯。
羊水が無くなってしまっているので、帝王切開はできない…子宮膜と胎児の間に隙間がないため胎児も切れてしまう…

お願い神様、私はどうでもいいから赤ちゃんだけは助けて…
夜中に腹筋なんかしたばっかりにこんなことになって、ごめんね。
お願いだから無事に産まれてきて…

陣痛の波をモニターで確認できても痛みを全く感じないのは赤ちゃんの方が苦しい状況だということがわかっていたからなのかもしれません。

16:00前に分娩室に移動。
子宮口は開ききっていないけど、これ以上は胎児が危険と判断されて急遽引っ張り出すことに。

次回はいよいよ産まれますよ。