jin-mtk’s diary

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もっちゃんのパパじいちゃん no.2

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パパじいちゃんは、72歳、現役デイサービスの送迎運転手兼、庶務として働いています。
現役で働いているので毎年職場の健康診断を受け、健康であることを確認しています。
確認というより自慢している感じ(笑)。

九州男児で頑固者。
印刷業の職人として長く働いてきましたが、定年後は警備員を経て今のデイサービスの運転手に。

実はこのデイサービスはママの働く病院の系列の老健施設。
ママは同じ系列に義父が働いていることを誇りに思っています。

先月半ば、パパじいちゃんが突然言葉を失ってしまいました。
幼少期から吃音があったパパじいちゃん。
焦ると余計に言葉が出ない事がありました。

しかし、今回は今までとは違う…
日常を忘れてしまう失見当
物の使い方が分からなくなる構成失効
ついさっきのことも忘れてしまう短期記憶障害

私は認知症かと思い、脳神経内科を受診するよう義母に伝えました。

認知症かと疑うのも悲しいのだけど、言葉や記憶以外に問題がない義父の変化が加齢現象だと信じていたんです。

先月末に、ママの病院で検査をしたパパじいちゃん。
神経内科の先生に脳外科を受診するように伝えられました。
脳腫瘍がみつかったからです。

左脳の言語領域に1つ、右脳の運転領域に1つ、小脳に2つ…
脳腫瘍が多数あることを受け大学病気を紹介してもらいました。

脳腫瘍が悪性の場合、脳が原発の可能性は、ほぼ0、大方、肺からの転移なんです。

パパじいちゃんの肺は既往のCOPD以外、問題ないと言われていました。

今回、頭以外に胸から骨盤までのCTを撮影した結果、大腸に腫瘍の影がみつかりました。

11月2日に右側の脳腫瘍を摘出する手術が行われました。
右側の腫瘍は脳の表面に近い場所にあり、比較的リスクが少ない、しかし、運動領域にあるため場合によっては左半身が麻痺することも可能性としてはある…そう言われての手術でした。

いくら脳の表面といっても、全身麻酔と頭蓋骨を外して行われる開頭術、それだけでも既往にCOPDがあり前期高齢者である義父が、この手術に耐えられるのだろうか…不安で一杯でした。

待つこと5時間…

手術後の説明を主治医から受けました。

左脳と小脳の腫瘍は随分と奥にあり摘出できないそうです。
言葉が出なくなった原因の左脳の腫瘍が一番大きいサイズだと。
今回摘出した右脳の腫瘍は、根治のためではなく、検査の一環でした。
腫瘍の性質を確認するための検査。
手術中に行われた迅速検査で腫瘍は悪性であることが判明されました。
残念なことに、腫瘍の一部が髄管に潜り込んでおり、脳全体に満ちている髄液が癌化しており、癌性髄膜炎を発症しているとのことでした。

原発は大腸と思われていましたが、入院後の精密検査で肺にも腫瘍が見つかり、どちらが原発なのかを病理診断するために検査へ提出されました。

残っている脳腫瘍に対しては、今後、放射線治療を行っていくそうです。
効果が確実とは言えず、効果がない場合は、予後はかなり悪いと思われるので覚悟しておいて欲しいと言われました。

病理診断の結果で呼吸器外科、消化器外科に相談していくのですが、脳の予後が不良なのであれば、あえて浸潤の高い治療は選択されないかもしれないと…。

最後に主治医は、こう言いました。
「今回の右脳摘出手術は問題なく終了しました。
脳細胞を傷付けることなく左手足も動かせているので大丈夫です。」

義母は、この最後の言葉だけが印象に残った様で、良かった良かったと喜んでいました…。

最初の厳しい話は受け止められてないのか、理解できていないのか…
でも…今はこれで良いと思います。

時間をかけて、ゆっくりと義母が理解し受け止めていけるように話していこうと思っています。

11月13日(金)
義母と一緒に、主治医からの病状説明に行ってきます。

今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
また、義父母への心暖かい励ましのお言葉、本当にありがとうございます。

この続きは、また後日させていただきます。