jin-mtk’s diary

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もっちゃんのパパじいちゃん no.6

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12月2日、病院で病状説明を受けてきたママ。

今週末に退院できることをパパじいちゃんに伝え帰宅してきた時、病院からの電話連絡をパパが受けていました。

「今帰って来ました、代わります。」
と焦った表情のパパ…

我が家と病院は電車で30分。
この間に何か有ったの?
胸騒ぎを覚えながら電話を受け取ったママ…。

電話の向こうは焦った声色で、早々の退院をと伝えて来ました。
パパじいちゃんが、退院すると言って聞かないと…。

だろうなぁ…とママは思いました。
帰り際のパパじいちゃんの様子から不穏になると分かっていたからです。

ママも同じ現場看護師ですから(笑)。

12月4日にパパじいちゃんは帰宅しました。

先生に話した通りに、直ぐに家族会議が開催されました。
じいちゃん、ばあちゃん、パパ:長男一家、パパの弟:次男一家、じいちゃんのお姉さん(福岡から来た❗)。

じいちゃんが言いました。
「俺はさぁ、わがままに生きて来たから、最期までわがままでいたいんだ。俺のわがままは、お母さん(ばあちゃん)の側にいることだ。お母さんのご飯食べて、お母さんと話をして。残り少ないのは、お母さんに申し訳ない、お母さんを残して逝く事が可哀想だ。お母さんの事はお前たち(息子達家族)に任せる。頼む。俺はこの家で逝きたい(生きたい)。」

誰が反対できるでしょう…

義父の肺がんは胸膜に浸潤し背部痛を伴っていました。
鎮痛剤はそのうち麻薬に切り替わるでしょう。

ママは訪問診療と訪問看護を手配し、介護保険を申請しました。

あぁ、この日のために私は看護師になったんだ…しかも入退院支援看護師。
私にできることは全てやり尽くそう。
ママと同じように自分のスキルを全て出し尽くそうと息子達は奮闘しました。

ファイナンシャルプランナーのパパ
保険、社会保障などの手続きを担当。

車両整備士のパパ弟
じいちゃんの車を処分。
パパ弟は難病を患っていることもあり、社会保障手続きにも力を注いでくれました。

パパ弟の妻は医療事務
事務的手続きを請け負ってくれました。

孫娘達は可愛らしさで、じいちゃんのエネルギーになります。
将来の夢に奮闘する姿が、じいちゃんの応援になっているのです。

帰宅して、食欲が戻って来たパパじいちゃん。
入院前の体重に戻りました。

食べたい時に食べたい物を食べられるのが良いのですね。

12月11日、退院後の初受診で、脳外科、内科共に先生に在宅看取りを希望すると伝えて来ました。

両科の先生が共に応援してくれました。
直ぐに訪問診療への情報提供書も書いて下さり、昔からかかりつけ医だった医院に訪問診療を依頼することができました。

年越しを一緒にと思っていたのですが、パパ→もっちゃん→ママの順に年末に体調を崩し、一緒に年越しはできませんでした。

年明け、久しぶりに実家で写真を撮って来ました。
じいちゃんが写真撮ってと言い出したんですよ。

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今日も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
皆様から頂く暖かいコメントに勇気をもらっています。
本当にありがとうございます。